敏感肌ってどんな状態?敏感肌の特徴と効果的な対策方法は?
スキンケアアイテムを選ぶときにも、目にする機会の多い「敏感肌」。
しかし、どんな肌質が敏感肌と言われているのか、その特徴や違いを明確に説明するのは難しいのではないでしょうか?
ここでは敏感肌の特徴と、対策方法をチェックしてみましょう。
敏感肌とは、ちょっとした外的刺激でお肌が過剰に反応してしまうこと。
例えば化粧品やスキンケアイテムを使ったときにお肌が荒れたり、髪や枕、マフラー、シーツなどがこすれるだけで、肌トラブルにつながったりします。
お肌が敏感になってしまう原因として、本来持っているはずのバリア機能が失われていることが挙げられます。
どんな人も、お肌の表面にはおよそ0.02mmの「角質層」があります。この角質層はお肌のバリアとして働き、摩擦や汚れ、乾燥、紫外線などあらゆる刺激からお肌を守ってくれます。
しかしお肌の生まれ変わり、いわゆるターンオーバーが滞っていると、新しい角質層を作り出すことができず、バリア機能が常にボロボロの状態になってしまいます。そのため、少しの刺激にも敏感に反応し、肌トラブルが起きてしまうのです。
敏感肌になってしまう理由として、さまざまな原因が考えられます。
例えば睡眠不足、生活習慣の乱れ、栄養不足、心身のストレスなど。これらがお肌のターンオーバーを鈍くさせ、バリア機能が正常に働かない状態を招いてしまいます。
敏感肌の人は、肌トラブルを招きやすくなってしまいます。
あなたは、次のような症状に心あたりがありませんか?
□お肌がすぐにかぶれてしまう。
□朝起きると、お肌がかゆいとき、痛いときがある。
□生理周期に合わせてお肌が荒れてしまう。
□新しい化粧品を使うと、かゆみ、痛み、赤みなどが起きやすい。
□アトピー体質だった、もしくは今も症状が出やすい。
□両親がアトピー体質、もしくはアレルギー体質だ。
□ニキビがいつも同じ部分に出来る。
□あごやこめかみ近くなど、いわゆるフェイスラインに肌トラブルが起きやすい。
□なかなか自分の肌に合う化粧品が見つけられない。
上記に当てはまる人は、敏感肌の状態に陥っているかもしれません。
お肌のバリア機能を高めるため、敏感肌用のスキンケアアイテムに切り替えるなど、丁寧なケアを心がけましょう。
敏感肌の人も、生活習慣を整え、毎日のスキンケアを丁寧に行っていれば、バリア機能が再生し強いお肌を取り戻せます。そのためにもっとも大切なのは、角質層に十分な水分や美容成分を取り込むことです。
ビタミンAやビタミンCなど、美肌に効果的な栄養素にはさまざまな種類があります。
その中でも、健やかな角質層に必要不可欠なのが「アミノ酸」「セラミド」「乳酸ナトリウム」などの保湿成分。
化粧水や美容液を選ぶときにも、これらの成分がきちんと配合されているかどうか、確認しましょう。
さらに、皮膚の表面だけでなく奥にまでしっかりと有効成分を浸透させるためにオススメなのがフェイスマスク。
フェイスマスクは、空気を含まないようにお肌にぴったりと密着させることで、蒸発しやすい有効成分も効果的に浸透させます。バリア機能を再生させるには、角質層のすみずみまで、もらさずしっかり保湿することが欠かせません。こうしたケアを続けていれば、些細な刺激で過剰に反応しなくなるのはもちろん、乾燥やお肌のつっぱり感などもトータルに改善へ導くことができますよ。
お肌のバリア機能は、放っておくとどんどん衰えてしまうもの。
しかし、敏感肌に悩む人もも正しいケア方法を覚えれば怖くありません。フェイスマスクでしっかりと保湿をして、お肌のターンオーバーをうながしてあげましょう。