肌のハリの低下ってどういう状態?ハリの低下の特徴と取り戻すための方法は?
年齢に関係なく、若々しくて美しい印象を与えるためには、ハリのあるお肌を目指したいもの。
ところで、どんな状態を「ハリのあるお肌」と言うかご存知ですか?お肌の健やかな状態をキープするために知っておきたい、お肌のハリの基本情報をご紹介します。
ハリのあるお肌とは、全体にたるみがなく、皮膚がぴんと張った状態のことです。
赤ちゃんや子どもの、つるつるで弾力のあるお肌をイメージすると分かりやすいのではないでしょうか。
お肌は、表面を覆う表皮のほか、真皮層、皮下組織、脂肪層、筋肉層というそれぞれの組織から成り立っています。年齢とともにそれぞれの組織が衰えることで、赤ちゃんのようなお肌からはどんどん遠ざかってしまいます。特に真皮層のコラーゲンが現象するとお肌から弾力が消え、ハリが失われていきます。
お肌のハリが失われる原因として、加齢のほかにも生活習慣の乱れや、紫外線によるダメージが考えられます。また、筋肉の衰えもお肌のハリに大きな影響を与えます。普段、顔を大きく動かすことのない人や、表情筋が凝り固まっている人は、知らずしらずのうちにハリがないお肌に近づいているかもしれません。
それでは、「ハリがないお肌」とはどのような特徴があるのでしょうか?
ハリがないお肌の特に目立つ特徴としては、たるみが挙げられます。
ハリがなくなってしまうと、皮膚も筋肉も重力に逆らえず、下へ下へと引っ張られていまいます。さらにお肌がたるむと、口角も下がってしまいがちです。口角が下がっているだけで、不機嫌なイメージなり、周りの人からの印象も悪くなってしまうかもしれません。
また、ハリがないお肌はシワも招きやすくなります。
目もとや口もとのシワ、ほうれい線などができていると、とたんに老けたイメージになってしまいます。シワは一度刻まれてしまうとなかなか消えづらいため、日頃のケアによって予防することが大切です。
さらに、ハリのないお肌は毛穴開きや毛穴汚れも招いてしまいます。本来、毛穴は丸くきゅっとしまった状態になっているものですが、お肌のハリが失われお肌の表面がたるんだ状態へと変わっていくと、毛穴も重力に耐え切れず次第に垂れ下がっていきます。
たるみによって開いてしまった毛穴は、しずく状になり、汚れや余分な皮脂も入り込みやすくなってしまいます。そのため毛穴が汚れ、汚れをかき出そうとすることでさらに毛穴が開いてしまう……という悪循環を招きます。
若々しく健康的なお肌は、真皮層にコラーゲン線維がしっかりと張られていることから、ハリや弾力がキープされています。つまり、お肌のハリをキープするためには、美容成分をお肌全体にたっぷり閉じ込めることが大切です。
特に、コラーゲンやエラスチン、セラミド、ヒアルロン酸などの成分はお肌のハリを取り戻す上で欠かせません。化粧水や美容液を選ぶときには、これらの成分が豊富に含まれているスキンケアアイテムを意識的に選びましょう。
しかし、ただ化粧水をバシャバシャと顔にのせているだけでは、有効成分が真皮層にまで届かない可能性があります。つややかでハリのあるお肌を効率的に手に入れるためには、フェイスマスクを使いましょう。
フェイスマスクは、お肌にぴったりと吸い付くため、高い浸透率を叶えます。特に、サイズが小さめのフェイスマスクを選ぶと、お肌にしっかりとフィットして、効果を実感しやすくなりますよ。
ケアを怠っていれば、どんなにお肌がきれいな人も加齢とともにハリが失われていきます。なるべく早いうちからケアを心がけ、つややかで若々しいお肌を手に入れましょう。