肌の角質ケア方法とは?

美容関連にアンテナを張っていると「お肌の角質ケア」という言葉を耳にすることが多いものですよね。一方で、お肌の角質とはいったいどんなものなのか、角質をケアするためにはどうすればいいのか、うまくイメージできないこともあるのではないでしょうか?

今回は、つややかな美肌を手に入れるために知っておきたい「お肌の角質ケア」に焦点を当てて解説していきましょう。

そもそも角質とは?

角質細胞とは、主にお肌の表面を外的な刺激から守るバリアとして活躍している細胞です。お肌にうるおいを閉じ込め、ハリと弾力のあるもっちりとした美しいお肌を作るためにも必要不可欠です。
角質は、ターンオーバーと呼ばれるお肌の生まれ変わりを促すことで新しいものが生まれていきます。ターンオーバーの周期は個人差があるものの、およそ4~8週間程度が一般的と言われています。
しかし、乾燥や摩擦などの影響を受けることで、ターンオーバーが滞ってしまう可能性もあります。
その場合、お肌の表面に古い角質が溜まり、さまざまな肌トラブルを招いてしまう恐れがあるため、日頃から角質が溜まっていないか、お肌の状態を注意深くチェックする習慣をつけましょう。

角質が溜まって起こる現象とは?

ターンオーバーが滞ることで発生する肌トラブルには、ごわつきやざらつきが挙げられます。触れたときに、なんとなく不快感を覚える質感になっているときは、古い角質が溜まっているせいかもしれません。また、角質が溜まってしまうと見た目にも影響を与え、お肌全体がくすんで暗く見えるようになっていきます。ファンデーションを塗っていてもどこかくすんで見えるときには、角質が溜まっている可能性があります。

溜まった角質は毛穴のつまりにつながり、ニキビの引き金にもなります。
ポツポツと浮かぶ黒ずみ毛穴や、白ニキビ・赤ニキビは特に目立ちやすいため、日頃から角質が溜まらないように丁寧なケアを心がけましょう。

スキンケアで角質を除去する方法

溜まった角質を除去する方法のひとつに「ピーリング」があります。ピーリングとは、お肌の表面にある古い角質をはがしてお肌のターンオーバーに働きかけることで、美肌を手に入れるスキンケアのことです。
美容サロンやクリニックで展開される美容治療メニュー「ケミカルピーリング」のほか、市販のピーリング剤を使えば自宅でもセルフピーリングができます。ただし、セルフピーリングをするときは角質を落としすぎないよう、やり方に十分注意しなければいけません。
お肌のバリア機能も果たしてくれる角質は、むやみに落とすとかえってお肌が傷つきやすくなってしまうのです。

自宅でも簡単に、そしてお肌に負担を与えることなく角質ケアを行うためには、フェイスマスクの使用がおすすめです。
フェイスマスクによって効果的に保湿を行うことで、肌細胞同士を繋げて新しい細胞の成長を促進します。
ターンオーバーが滞ったお肌にも栄養となる保湿成分や美容成分が行き渡り、正常なターンオーバーを促すことで古い角質の除去へとつながっていきます。

フェイスマスクによるケアなら、ピーリングと違ってお肌に強すぎる影響を与えたり、むやみに摩擦したりする心配もありません。
プチプラなフェイスマスクでかまいませんので、特別な日だけでなく習慣的にフェイスマスクを使ったケアを続け、スムーズなターンオーバーを促しましょう。

まとめ

ごわつき、くすみ、ニキビなどの肌トラブルを繰り返している人は、もしかしたら溜まった角質が原因なのかもしれません。
「角質ケア」と聞くと特別なスキンケアのように感じられるかもしれませんが、フェイスマスクを使って丁寧に保湿・美容成分を浸透させることが角質ケアにつながります。
自宅でスキンケアを行うときにも、角質ケアを意識することで美肌を目指してくださいね!