30代中盤には肌のハリが低下する?早いうちから行う肌のハリ対策
お肌の印象を大きく変える「お肌のハリ」。肌のハリは年齢を重ねるとともに失われていきますが、きちんと対策をされていますか?実は、肌のハリの低下は30代中盤には深刻化するというデータも…。ハリのないお肌は重力を受けてどんどん垂れ下がり、たるんだ老けたお肌に近づいてしまいます。
いつまでも若々しい印象をキープするためには、早いうちからお肌のハリに注目してスキンケアを行いましょう。
「お肌のハリ」とは、お肌に含まれる弾力のこと。お肌の表面をそっと押したとき、押し返すような弾力があればハリのあるお肌と言えますが、年齢を重ねる中でその力は次第に弱くなっていきます。
資生堂の調査によれば、多くの人が32~35歳頃からハリ不足が深刻化し、お肌の状態が変わっていくのだとか。
お肌のハリが失われると、見た目年齢はおよそ10歳も老けると言われています。ハリがなくなるとお肌全体が重力に負け、たるんでシワやほうれい線が刻まれやすい状態になってしまうため、見た目年齢に大きな影響を与えてしまいます。
こうした状態を導いてしまうのは、年齢を重ねるとともにお肌に水分を蓄えておく機能が衰え、水分も弾力も失われてしまうからです。具体的な原因として、蓄積された紫外線などのダメージ、心身のストレス、表情筋の衰え、女性ホルモンの減少などが挙げられます。失われたハリは取り戻すのに時間がかかることから、日頃からハリをキープするよう念入りなスキンケアを行わなければいけません。
30代は、これまで以上に入念なスキンケアが必要です。20代までのスキンケアでは、特別なことをしなくてもハリ不足に悩まされることは少なかったのではないでしょうか。30代以降も変わらずたるみのないお肌を手に入れるためには、これまでに使ってきたスキンケアアイテムにプラスして、高品質な美容液やフェイスマスクも活用しましょう。
特にフェイスマスクは、お肌にハリとうるおいを閉じ込める徹底した保湿ケアに、なくてはならない存在です。化粧水をただのせてもお肌の表面がうるおうだけで、深部まで有効な成分が浸透しない可能性があります。化粧水のあと、顔全体を包み込むフェイスマスクでカバーすれば、お肌にうるおいをじっくり浸透させることが可能です。さらに、フェイスマスクをお肌へのせるときシートを上へ持ち上げるように意識しながら密着させることで、お肌を引き締めリフトアップの効果も期待できます。
フェイスマスクは使い方次第で、ハリを取り戻すことはもちろんのことたるみのない若々しいお肌を取り戻すことにもつながります。
フェイスマスクは、配合成分やシートの素材など非常にバリエーションが豊富でどれを選ぶべきなのか迷ってしまいますよね。乾燥対策の役割を担うフェイスマスクはもちろんのこと、紫外線などの外部ダメージケアや、美白ケアに特化したアイテムなども展開されています。
その中でも、30代の女性が使用するなら、エイジングケアに特化したフェイスマスクがおすすめです。「エイジングケア」「アンチエイジング」と言うと「はじめるのはまだ早いのでは?」と感じてしまうかもしれませんが、前述のように、お肌の老化が深刻化してから慌ててエイジングケアをはじめるのでは遅いもの。
30代に差しかかったら、できるだけ早くエイジングケアをはじめましょう。特にコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などの保湿成分・美容成分は、30代のスキンケアになくてはならない成分です。さらに抗酸化成分や美白成分も、くすみやシミを防ぎ、お肌を若々しく見せてくれるために活躍します。配合成分にも注目しながら、フェイスマスクを選んでくださいね。
お肌のハリが失われていくと、それだけで見た目の印象が大きく変わってしまうものです。30代に差し掛かったとき、そしてお肌の変化を実感したときには、すぐさまスキンケアを見直して対策をはじめましょう。